(おみ脚にスリスリしたら、気づいてくれるかな…)
スリスリ…
…!?
ちょっと、私の足に変な感触があるんだけど?
何よ、これ?
のどかちゃん、ちょっと…このあたり、踏んでみて!
ふぇ…!?
(い、インゲボルク様…!?)
は、はい…同志インゲボルク様。
それでは…失礼します!
ボゴッ!!
ひぎっ!
(い、いたいよぅ…)
どうだった、のどか?
なんだか…まるで、誰かがいるみたいですね…
うぅ…
(いたいよぅ…いたいよぅ…)
ふぅーん……。
さっき、オス犬の匂いがしたのよね。
もしかして、消えたクソ犬…それと同時期に出現した化物…
これって、何か匂わないかしら?
同志インゲボルク様、私も…何だか、そんな予感がします。
仮に、あのクソ犬じゃなかったとしても、身柄を確保しておく必要があるわ。
悪いけど、この化物…私に預からせてくれないかしら?
はい、それでは宜しくお願いします、同志インゲボルク様。
あ、ありがとうございます…
インゲボルク様…!3786a