だからね、バカ犬♪
みんな驚いてたわ、あの春菜ちゃんが顔を赤らめてバカ犬を見てたって♪
あとね、バカ犬♪
あ、はぃ…?
(まだ何かあるのかな…?)
これは絶対に内緒の話だけど…
あの子、遊撃隊にいるけどね、大人の都合で国家保安部の職員だったりもするのよ♪
だからね、バカ犬…♪
あはっ♪
な、なんでしょう…?
(ハラハラ…ドキドキ…)
もうっ!
ほんとにやるじゃない~♪
あんな堅物をドキッてさせちゃうなんて☆
バカ犬、春菜ちゃんと、これからも仲良くしなさいよ?
あの子、ペットどころか、友だちもロクにいないから…
絶対に大事にしなさいよ?
あの子も、貴方のこと割りと信用してるし、ほんの少しだけど、心を開いてくれてるし…
泣かしたりしたら、二度と生き返れないようにしちゃうわよ♪
あ、はぃ…
さおり様…
(なんだか、すごいこと言われてる気がするけど…
今度から、気をつけておこっと…)
クスッ…!
あははは♪
さすが、あたしの犬…鼻高々だわ☆
それじゃ、あたしは執務に戻るわね♪
は、はい…
(なるほど…それで、機嫌がいいのですね…♪)
そうそう、後で春菜ちゃんがお見舞いに来るらしいから、あんなことや、こんなことしてもらうといいわ♪
クスクス…♪
あの子、興味はすごくあるみたいだけど…
オス犬の扱い方とか全然知らないと思うから…
頼りにしてるわよ、バカ犬♪
あ、はぃ…
(この調子だと、また気絶コースかも…
はぅ…でも…それでもいいかも…)
あわわ…2831a