名前:観月しおり&観月さおり

バカ犬の命がお嬢様に弄ばれた回数359回

幸せです、お嬢様…

それじゃあ、結婚も出来ないし、二人で住むのも難しそうに見えるよ…
そもそも、この国に結婚っていう概念はあるの?


ないわ。
だから、この子を夢中にさせて、この子と一緒に結婚をしたいって言うのなら…
まぁ、本当はダメなんだけど、こっそりと家の中で結婚生活をするといいわ。
隠れて西側のような生活をしてるオス犬と女の子は、実際に存在してるし。


…でも、それだとイランに行けないよ。

そんなことないわ。
事実婚状態になった後で、あたしの所に、クズ犬の同意もあるのなら、許可してあげるわ。
ただし…そこまでいくのは、至難の技…というよりも、不可能に近いと思うけどね。


ふん…今にモノを見せてあげるよ。

ちょっと、ママ!
勝手に話を進めないでよ…!


あら、さおりちゃん…
何を焦ってるのか、あたしには分からないわ。
あたしはクズ犬を信用してるから、だから、あえていいわよって言ったのだけど…


…………。
アリサとか言ったわね。
バカ犬に何かあったら、次は迷わずに生きてることを後悔させてあげるわ。


…ごめんなさい、アリサちゃん。
さっきの約束に1つ追加しておくわ。
もし、あたしの娘が何か変なことをしてきたら、すぐに、あたしに連絡すること。
いいわね?


ちょ、ちょっと、ママ!?

…自分の身くらい、自分で守れるよ。

そうね、それくらいの意気がなかったら、そんな服を着て街を出歩いたりしないものね。
でも、たまには頼って欲しいものだわ。


…バカ犬、分かってるわよね?

お兄ちゃん…二人で幸せな家庭、築こうね…♪

は、はわわ…
(ガクガクブルブル……)

はい、今日はこれにて解散!
アリサちゃんは、あたしに付いてきて。
今日から住むところを用意してあげるわ☆
あわわ…2884a