名前:観月しおり&観月さおり

バカ犬の命がお嬢様に弄ばれた回数359回

幸せです、お嬢様…

とりあえず…
貴方はどこから来たのかしら?


えっと…
だから、その…日本から…
そう…普通に、部屋で寝ていて…
目が覚めたら、急に路上で…
(頭が、段々と混乱してきたよ…)

はぁ…
まだ、異世界からの来訪者さんがいるみたいね。
大体の事情は掴めたわ。
一体、どんな世界から来たのかは分からないけど、持っていた押収物から察するに、同時代の日本から来たみたいね。


は、はぁ…
(なんだか、くたびれてきたよ…)

特に聞けることもなさそうだし…
やっかいなことになる前に、元の世界に戻してあげるわ♪
ただ、先に謝っておかないことが一つだけあるわ。


な、なんでしょうか…?
(これ以上、一体何をされちゃうんだろう…)

今から行うことは、極秘情報そのものなのよ。
だから、とっても古典的な方法で、貴方には寝ていてもらわないと困るのよね。


はぁ…
(寝ていてもらわないと…困る…?)

ガタンッ。
……カツン…カツン…カツン。


つまり…こういうことよ。

ひっ…!?
(す、スタンガン!?
一体、僕が何をしたっていうんだよぅ……)

元いた世界に戻っても…
しっかりと、同志女王陛下に尽くしなさいよ?
だって、そのお方は…『本来なら』国家元首となって、一億の人民を指導なされるはずだったと思うもの。
そして、貴方は……


ビリビリビリッ!

あ……
間違えて、言い終わるまでにスイッチを押しちゃったわ…。
……ま、いっか♪



お兄ちゃんの日記帳
帰還完了!でも…
はわわわ…3868a