「かおりひゃま…?」
それはゆっくりと、まるで…クズ犬を噛みちぎるかのように圧迫してきます。
「あ…ぁ…ぁ…ぁぁ……」
かおり様の舌は、丁度クズ犬が抱きつきやすい位置にありました。
クズ犬は、かおり様の舌を傷つけないように優しく抱きつきました。
「か…おり…ひゃ……ま………
あい…して…ま…ふ……
かおり…ひゃ…ま………」
全てを悟り、クズ犬はゆっくりと目を閉じて、かおり様の舌に頬ずりしながら抱きつき、そして身を委ねました。
「ぁ…ぁ………
かおりひゃまに…食べて…もら…える………
幸せ……………」
グチッ。
かおり様の口内に、クズ犬の血が溢れかえります。
この瞬間、クズ犬の心臓は鼓動を停止したのです。
少し苦戦しましたが、かおり様は何とかクズ犬を噛みちぎることができ、のこりを二人のお嬢様へと渡すことが出来ました。
「もぐもぐ…もぐもぐ…♪」
れおな様も、なおみ様も、オス犬を食べるのははじめてで、とても美味しそうに口を動かしています。
しかし、一番クズ犬をよく味わい、美味しそうに食べているのは、かおり様でした。
かおり様はクズ犬を噛みちぎった後も、舌で優しく弄び、そして良く噛んで味わい、クズ犬がトロトロに
なるまで決して飲み込むことはありませんでした。
三人のお嬢様全員が、クズ犬を飲み込み終わると、クズ犬への最後の言葉が贈られました。
「「「ごちそうさま、クズ犬♪」」」
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