名前:観月しおり&観月さおり

バカ犬の命がお嬢様に弄ばれた回数359回

幸せです、お嬢様…

その看板としては、かおり様たち黒色の薔薇戦線の幹部の顔を徹底してアピールすることとなりました。
チェコ労働党の幹部は、全て黒色の薔薇戦線の少女たちで固められ、積極的な労働党の党員を、そのまま
黒色の薔薇戦線の一員として迎えるという形式を取ることが決められ、これらはすぐに実施されることでしょう。
また、この日はハナ様へ工作員の出発命令が下されました。
これは事前に準備されていたものであり、早ければ10月1日にでも命令が下される予定でした。
工作員は総勢20名で、主な派遣先はドイツやイギリス、イタリアやポルトガルで、日本にも工作員が送り込まれることが決められています。
ハナ様と工作員の少女たちは、待ちに待った出撃命令を聞き、士気はとてつもなく高まっています。
ハナ様は、かおり様にこう言いました。
「必ずや、大戦果を上げてみせます!
報告を、楽しみにしてお待ちくださいませ、同志かおり様!」
今日の会議が終わり、かおり様は、れおな様の家へと、なおみ様と共に向かいました。
今日は、れおな様の誕生日。
大きなケーキを抱えて、かおり様は、れおな様の家のドアを開けました。
「お誕生日おめでとう、れおなちゃん♪」
れおな様は、とても嬉しそうに、かおり様と、なおみ様の頬にキスをしました。
「ふにゅにゅ…♪
ありがとう、かおりちゃん、なおみちゃん☆彡」
その日は遅くまで、三人のお嬢様と、一匹のオス犬でとても盛り上がりました。
「ふにゅ…♪
ねぇ、かおりちゃん♪
お誕生日プレゼントで、ブゼムラティック学校への予算配分を多めにしてくれないかな…♪」
れおな様は、少しホロ酔いになっている、かおり様におねだりをします。


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