かおり様は、れおな様を家へと案内します。
「積もる話があるのよ。
ちょっと、付いてきてくれないかしら?」
「ふにゅ、がってんしょーちだぞ♪」
かおり様は、れおな様と腕を組んで家へと向かいます。
れおな様は遅れてきたという事は既に忘れ去っているようで、ルンルンとスキップをしています。
「ここよ、れおなちゃん」
かおり様は、れおな様を家の中へと招き入れます。
「か、かおり様…?」
クズ犬は、蹴られたところが悪かったのか、まだ蹲ったままでした。
かおり様は「んふっ♪」と冷たい目でクズ犬を見下ろすと、グリグリと腹部を踏みはじめます。
「ふぇー?
かおりちゃん、もしかして…これが噂のオス犬さん?」
れおな様は、興味深そうにクズ犬を覗き込みます。
「えぇ、そうよ。
クズ犬って名前なの。
とってもいい名前でしょ♪」
かおり様は、グリグリとクズ犬の腹部を踏みながら答えます。
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