「んふっ…♪
もう、なおみちゃんったら…
そういえば、美味しそうなパンを持ってきてたわね」
かおり様は、まだお昼を食べてなかったので、お腹がペコペコです。
「うん、一緒に食べよ」
ちょっぴり赤くなったままの顔を上げて、なおみ様はニッコリとしました。
「後で、みんなにも分けてあげなきゃね♪
んふふ~♪」
何だかんだ言いながらも、かおり様はパンのことで、頭が一杯になりました。
もうお腹がペコペコで仕方ないのです。
「食べよ~食べよ~♪」
なおみ様は、かおり様の腕を掴むと、テーブルへと駆けて行きました。
お腹が膨れてベットでグッスリと、幸せそうに眠っている二人のお嬢様を、れおな様が見つけてハリセンで
叩き起こすのは、これから約3時間後のことでした。
このときクズ犬も、巻き添えを受けて三人のお嬢様から電気あんまの刑を受けることとなったのです。
「クズ犬、どうして起こさなかったのよ!?
爆睡しちゃってたじゃない!」
かおり様は、裸にして仰向けに寝かせたクズ犬の両足を持ち上げながら叫びます。
「ひぃぃぃ…!
ご、ごめんなさい、かおり様!」
クズ犬は、仮に抵抗しようにも身動きが取れなくなっていました。
右腕には、れおな様が、左腕には、なおみ様が、手と足を使ってピンと張るように固定をしていたのです。
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