名前:観月しおり&観月さおり

バカ犬の命がお嬢様に弄ばれた回数359回

幸せです、お嬢様…

1910年10月4日(火曜日)
ブゼムラティック、昼。
黒色の薔薇戦線の会議室。
天候、晴れ。
今日は予算会議四日目で、主に実力行使部隊の組織編成と訓練方法に関する会議が行われました。
黒色の薔薇戦線の構成員は、現在合計2000人を超えており、第一旅団の兵員は予備兵力も含め900人となっています。
そのため、第一旅団の他に、第二旅団を新たに設立したいと、かおり様は考えたのです。
第二旅団を新設すれば、実力行使をする際の作戦において、柔軟性が生まれてくるのです。
更に、かおり様は各兵科間との交流を盛んに行うよう提案し、各兵士たちが、一つ上の階級が行う
指示を行えるよう訓練にて学んでおくことを指示しました。
また、訓練内容そのものについても、かおり様は積極的に提案を行い、山岳地や都市部での戦闘をメインに
考えた訓練カリキュラムを提案し、指示を出しました。
この日の会議が終わった後に、かおり様にある連絡が届きました。
「かおり様、少し宜しいでしょうか?」
シャールカ様が、敬礼をしながら、かおり様に報告を行います。
「何かしら、シャールカちゃん?」


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1910年10月4日(火曜日)