名前:観月しおり&観月さおり

バカ犬の命がお嬢様に弄ばれた回数359回

幸せです、お嬢様…

1910年9月27日(火曜日)
ブゼムラティック、夜。
雨。
かおり様は、れおな様、なおみ様を家に呼びました。
ある重大な決断をするためです。
「なーに、かおりちゃん?」
れおな様が不思議そうに尋ねます。
「継続戦争の準備をしたいのだけど、どうかしら?」
かおり様が言いました。
継続戦争とは、世代を継いで行われる戦争のことです。
つまり、かおり様は子作りをしようと二人のお嬢様に提案したのです。
れおな様と、なおみ様はとても驚きました。
「継続戦争って…
でも、オス犬さんは一匹しかいないよ?」
なおみ様が、かおり様に質問をしました。
「大丈夫よ、このクズ犬を三人で使いましょ」
「この犬さんを三人で使うんだね、なるほど…」
れおな様と、なおみ様は納得がいきました。
二人のお嬢様も、前々から継続戦争の必要性を認識していたので、特に抵抗感がないのです。
こうくれば、あとはクズ犬に同意を求めるだけです。


次のページヘ100b
1910年9月27日(火曜日)