今更な話ではあるが、館への道のりはいつも変わる。
前回と同じ道を通ろうとすれば見事に迷い、ある時はありもしない山を登らされたりもした。
魔術が掛っているのか、まるで空間そのものが生きているように、空間が酷く歪んでいるのだ。
そんな事をするのはきっと、簡単に館に人を近付けないようにする美愛さんなりの策なのだろう。
わかっている事は一ただつ。
館へ行くにはひたすら真っすぐ歩けばいい。
そうすればそのうち館に住む魔女が、正しい道に誘道してくれるのだから―…

(…―おかしい。)
もう幾らか歩いたはず。
そろそろいつもなら着いてもいい頃で。
夕暮れだった空にはいつの間にか薄暗い月が顔をのぞかせていた。
こんな時間なのに…ましてやハロウィン間近だと言うのに美愛さんは不在だと言うのだろうか。
(美愛や稔、七尾が不在の際は館に着く事が出来ないらしい。今までは館に誰かしら居たため、こんな風に館に着けなかった事はなかった)
参ったな、と不安になりかけたその時。
遠くで人(っぽい物)が倒れているのを見つけた。
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ハロイベ2