名前:綾鷹紫貴

あやちゃんが175匹

さす綾!

多勢に無勢、群がる女子達を掻き分けて響を呼ぶが、なかなか届かない。


{ほ…本城せんぱ〜い…}


女子A『響様ーっ!!第二ボタン下さぁーい!!』

女子B『何言ってんの?第二はあたしのだから!』

女子C『はぁ!?ざけんな!全部あたしのだし!!』


女子A『ああー!!もうボタン全部なくなってんじゃん!!』

女子C『うわ、ありえねー!!じゃあもうあたしネクタイ!!響先輩ネクタイ下さいーっ!!』

女子B『あたしジャケット!!』

女子D『一緒に写真撮ってぇええ!!』

女子A『もう何でもいいから下さあああい!!!』



……とても近づけない。


しかももうボタンは取られてしまったみたいだ。


――――…



しばらくして皆満足したのか、ようやく帰って行った。


本城先輩…第二ボタンって、もうあり…ませんよね…?