名前:綾鷹紫貴

あやちゃんが175匹

さす綾!

婚約者と半ば強制的に婚姻をさせられ…
恋人に別れを告げられて、まともに会話も出来ないまま…会えないまま…一年が経っていた。


今夜は社交の一環として華やかな夜会、マスカレードに出席していた。

皆、仮面を付け他人を装っている。
なら今だけは、普段抑え込んでいる感情を吐き出してしまってもいいだろうか?

仮面を付けていれば、誰も本当の気持ちなんて気が付かないのだから…

ぼーっと周りを見て考えていた時、誰かが声を掛けて来た