●視線を下方に向けると、紺色のブレザーの厚手の生地に覆われた胸の膨らみが確認出来た。
形の良い胸をしっかりと護る様に抑えているブレザーは、聖女の身を護る神聖な鎧の様にさえ感じられた。
肩を掴んでいた両手を離して更に一歩後ろに下がると、胸から下の腰のくびれがよく見える様になり、同時にブレザーと同じ素材の上品な青い光沢を湛えた紺色のスカートが視界に入ってきた。
スカートは丈の短いミニスカート。
いつもは巫女装束の緋袴に包まれているキル子の太股が、ありのままの姿で外気に晒されていた。
紺色のスカートと、スカートから伸びる肌色の美脚との境界が、鮮烈なコントラストを見せつけている。
やる実、やらない子達高校生からしてみれば、極々普通の女子高生の制服スタイルなのだろうが、普段この様な衣服を着る事のないキル子にとっては、かなりの冒険だったのではないだろうか。
そこには見た目の美しさ以上に、馴れない格好に挑む恥ずかしがり屋のキル子の勇気や健気さが感じられた。
スカートから伸びる太股の更に先へ、緩やかな曲線を描く脚のラインに沿って視線を落としていくと、膝からつま先にかけてすらりと伸びた美脚と、それを包み込む紺色のハイソックスが現れる。
女子高生の定番アイテムともいえる紺色のスクールハイソックスは、キル子の美しい脚のラインをより強調させ、その魅力を最大限に引き出していた。
そして、最後の終着点である足先には、キル子の髪と同じ色合いの漆黒のローファーが艶やかな光沢を放っていた。
返事101‐18