名前:やる夫 やらない夫(他多数)

知能指数522

【可決】

●ここで更に一歩下がって顔を上げると、遂にブレザー姿のキル子の全身が一目で確認出来る様になった。

紺色のブレザーに、紺色のスカートに、紺色のハイソックス。

言葉で表すと全部同じ紺色だが、同じ紺色でも光の当たっている所は鮮やかな青い反射光を放ち、陰の部分は黒に近い暗色となり、陰影のグラデーションが繊細な色の変化となって表れている。

そして、ブレザーは金属製のボタンを留める事でガードが固そうなイメージを抱かせながら、その一方で身体にピタリとフィットして陰影のグラデーションがボディラインをより強調させる為、スタイル抜群のキル子が身に纏う事で、その真価は最大限に発揮される事になるのだ。

また、キル子の長い黒髪はブレザーの紺色に負けない強い色であり、その存在感は服に『着られて』しまう事なく、完璧に服を『着こなして』いた。

足元の黒いローファーも髪色と統一して全体を引き締め、一体感も素晴らしいものだった。

首元の青いリボンは小さくても強い存在感があり、離れて見ても紺色のブレザーと調和して落ち着いた雰囲気を全体に纏い、ブレザーの袖口から見えるキル子の手は温かい肌色で、全体が寒色系のコーディネートである中に彼女の優しい温もりを感じさせた。

胸元から見える白いブラウスは、全体から見ると近くで見ていた時以上に僅かにしか見えなくなっていたが、だからこそ、その僅かな純白はより際立って見え、外からは見えないブレザーの内側にもっと大きな白さを内包しているそれは、キル子の奥ゆかしく清楚で清らかな心を表している様でもあった。




ブレザーを着たキル子の姿は、可愛らしくも繊細で美しく、そして、凄く格好良い……。

○○は心の底からその様に思った。

キル子「………;///」

かい奈「………;」





かい奈「どんだけキル子が好きやねん!!!!;」クワッ

キル子「ふぇっ!?;///」ビクゥッ


返事101‐19
返事101‐18