ふなっしーに会いに行こうという○○からの誘いを受け、キル子はやって来た。
キル子はいつもの巫女服ではなく、制服のブレザー姿で現れた。
○○はキル子のブレザー姿につい見惚れてしまう。
紺色のブレザーは清楚で知的なキル子にとてもよく似合っていて、スタイルの良いキル子がビシッとブレザーを着ている姿は凄く格好良かった。
そして○○は、ブレザーを着ているキル子を初めて見た時の事を思い出す。
あの時○○はキル子のブレザー姿に感激して、キル子は恥ずかしそうに照れていて、二人は幸せな気持ちだった。
○○は思った。
大丈夫、こうやって少しずつ楽しい思い出を積み重ねていけば、きっとキル子を幸せにしてあげる事が出来るはずだと。
そう、自分に言い聞かせた。
そしてとうとう、キル子はふなっしーと対面する事になった。
出会って早速『
キル子ヒャッハー!』の反応だが、これには予想通りと言うか、キル子はとてもびっくりしている。
……少なくとも、沈んだ表情をしていたあの時よりは元気になれたのではないだろうか。
○○はキル子の純粋な驚き方を微笑ましく思いながらも、その様子に安堵した。
続けて『
キル子ふなっしー』の反応で、○○は一瞬、何と答えたら良いか迷った。
確かに、キル子に元気になってもらいたくて今回ふなっしーに会いに来た訳だが……。
ふなっしーは元気なだけじゃなくてテンションが高い…と言うか高過ぎる。
キル子には元気でいて欲しいけど、ふなっしーみたいなハイテンションキャラになる必要は全くない、と言うより絶対になって欲しくない。
そういう訳で、○○はキル子に『キル子には、今のキル子のままで元気でいて欲しい』そして『キル子はキル子なんだから、他の誰かみたいになろうとかしなくていいと思う』という気持ちを伝えた。
そもそも、自分が好きなのは他ならぬキル子なのだから。
○○がそう思った、その時だった。
返事134‐14