●あの娘は、確か昨日テレビに出てた……名前は確かネプギアって―――
「ッ!」
そんなことを考えているといきなりネプギアの隣にいた小さい女の子が俺に抱き着いて来る。
「……」ギュ
いきなり抱き着かれるなんて思いもしなかった。
そして俺も体が勝手に動いてしまい咄嗟に抱き返してしまう。
「……」ナデナデ
ついでに彼女の頭を撫でしまう。
この娘を見ているとやる奈ちゃんを思い出してしまってな。
ネプ子「………」
ネプ子「…この前はごめんね…本当にごめん」
ネプ子「私、焦ってたんだ…君がどこを探してもいない事に…ゲイムギョウ界全体が君の事で混乱してる事に焦ってたんだ」
ネプ子「君があの時逃げてくれてなかったら、私は女神としてやっちゃいけない事をもっともっとしてたと思う…」
ネプ子「
とにかくごめんね…私、もう君の事を傷つけたりしないから…私の事を…女神の事を信じてほしいな…」ギュッ
●そんな普通の宿に入る三女神、外見も普通なら中身も普通の宿であった。
早速三女神は宿屋の店主と女将と双子の娘にトモキについて聞きこみを開始する。

ブラン「トモキって男がこの宿で寝泊まりしてたみたいだけど…本当なの?(直球)」
宿屋の主人「トモキ?さあ、知らない人ですね…(すっとぼけ)」
宿屋の女将「私も…存じません(すっとぼけ)」
宿屋の娘1「…トモキって誰?(すっとぼけ)」
宿屋の娘2「しらなーい♪(すっとぼけ)」ニコニコ
ブラン「…そう…」チラッ
宿屋の娘2「♪」ニコニコ
ブラン「………」
ブラン「
チッ…トモキのクソ野郎が…コソコソと逃げ回りやがって…!!」
宿屋の娘2「
!」
宿屋の娘2「
トモキはクソ野郎なんかじゃないよ!」
宿屋の主人・女将・娘1「」
宿屋の娘2「…
あっ」
ブラン「………」ニヤリ
返事167‐4