●(巫女封じ続き)
触手はキル子に絡み付いてはいたが、その力は強くもなければ全然痛くもなく、それどころか攻撃の素振りすら見せず、ただただキル子の体を舐め回す様に弄り(まさぐり)続けていた
触手「」モゾモゾ
触手はキル子の体を弄り続ける、まるで『何か』を探っているかの様に(※『弄る』には、手探りで物を探す『バッグの中を弄る』等の使い方もあり、決してイヤらしい意味だけで使われる訳ではない)
触手「」シュルシュル
触手はキル子の体を舐め回す様に蠢く、まるで『味』を確認しているかの様に(※『舐める』は食べ物的な意味での味を確認する行為の一つであり、決してイヤらしい意味だけで使われる訳ではない)
触手「」シュルシュルモゾモゾ
触手「」ピタッ
突然、触手は動きを止めると
触手「」スッ
それ以上は何もせず、キル子から離れた
巫女封じは巫女の力を喰らう妖怪である
そして、キル子は本物の巫女ではなかった
触手からは、敵意や攻撃の意思は感じられなかった
(CV:釘宮 理恵)の女の子が声にならない小さな声をあげて気を失ったのは、触手がキル子から離れた直後の事であった

キル子「………」
キル子「…分かりました…今回は『
人として』許します…」

キル子「…
私は…
あの人に出会ってからは可能な限り『
人』
でいたいと思っていますから…。」
返事174‐5