●(七色の天空2)
○○に助けられた人々の、今一度の声。
想いは時空すらもねじ曲げる。やる夫らとリトツハはそれを目の当たりにする。
A.A「覚悟しろ、人類とそれを助ける裏切り者があっ!」
気づけばA.Aの群れはこちらにも迫っている。
だがその魔手は届かなかった。火箭により、A.Aは蹴散らされたからだった。
気付けば七色の亀裂は、戦闘機を吐き出していた。
「みんな!!大丈夫か!?」
その声を、顔を忘れる筈がなかった。
そう、彼らと共に在り、笑いあった、少年。
○○の、声と顔なのだから――!
―
見学会めぐるは今、何が起きているのか分からなかった―
―
何故なら、死んだと思っていた人間が、あの時確かに死んだハズの人間が―
―
目の前に、生きている状態で現れたのだから―
―
そっくりな別人?いや、違う―
―
よく見なくてもそれは○○であり、よく聴かなくてもそれは○○の声だった―
―
状況を理解した時、見学会めぐるの涙腺は急速に緩みだし―
―
それとは裏腹に喜びに満ち満ちた声で、見学会めぐるは○○の名を今一度呼んだ―
―
めぐるが○○の名を呼ぶのと同時に、色んな方向から色んな人の○○の名を呼ぶ声がめぐるには聴こえた―
●(デビル夫の耳が)
…猫耳になってる…だと?…(寝言)
デビル夫「」
デビル夫「
ん、んだよ…猫耳かよ…;」ペタン
デビル夫「
驚かしやがって…ったくよ…;」フゥ
返事53‐5