●(○○視点:キル子とのディープキス直後の光景をできる子に見られた)
キル子とのディープキスを終えた○○は、未だに興奮覚めやらぬ状態でいた。
部屋の暑さも手伝ってか、○○は少し眩暈を覚える。
どこからか冷たい風が流れ込み、熱く火照った○○の頬から熱を奪っていった。
風…? どこから…?
のぼせ上がった頭を冷やされた○○は風の流れ込んでくる方角を見て、そこにできる子の姿を確認した。
そこには扉を開けたまま驚きの表情で固まって動かない、できる子の姿があった。
○○は今の今まで、できる子がやって来ていた事に全く気付いていなかった。
できる子に何度呼びかけられても気付かなかった、その理由。
それは○○が真剣なキスをしていたから、このキスに全身全霊を捧げていたからに他ならなかった。
そしてキル子もまた○○と同様に、いや、恥ずかしがり屋の彼女は○○以上に気持ちが高揚していたのは間違いないと思われる。
そんな彼女がこの状況で、周囲の呼びかけにまともな反応が出来る状態ではなかったであろう事は想像に難くない。
『二人に無視された』と勘違いして、ショックを隠せないでいるできる子。
『まだ幼いできる子には少し刺激が強すぎる場面を見せて驚かせてしまった』と勘違いして、内心かなり焦っている○○(実際には行為の現場自体は見られていない)。
『とにかく今は気持ちを落ち着かせようとする事で精一杯』な状態のキル子。
この場にいる全員が身動ぎ一つ取れず、ただ、沈黙だけが流れていた。
○○「………;」
キル子「………;///」
YD子「………;」
??「
すいません、ちょっと通りますよ・・・」ヌッ
スタスタスタスタ
○○「………;」
キル子「………;///」
YD子「………;」
何か変なのが三人の前を通ったが、今の三人にはそんな事はどうでもよかった●しまむらくんにプレゼントつ野獣先輩が着ていた英語が書いてあるTシャツ
しまむら「うわー、ありがとう○○(
…アイランダーズってなんだろ?)」ハテナ
しまむら「……あ、一応聞いておきたいんだけど、
この服はどこで買ったの?(期待の眼差し)」ジーッ
返事61‐13