●キル子へのホワイトデーのお返しに、巫女服によく似合う後頭部に取り付けるタイプの大きな赤いリボンをプレゼントする。
しかしながら、バレンタインデーに命まで助けてもらったのに、お返しがこんなプレゼントで本当によかったのか……。
悩みに悩んだ○○は、キル子と二人で再びあの場所に訪れた。
そこはバレンタインデー当日、○○が雪の中で生き埋めになり、キル子に助けられて抱かれていた、あの場所であった。
○○は改めてあの時のお礼を言うと、今度はあの時とは逆にキル子を抱き上げて、何か欲しい物がないか訊ねた。
キル子の望みに、出来る限り応えてあげたかったから。
キル子「………;//」
キル子「…わ…私は……;//」
キル子「
………○○さんの側に…いたいです…これからも…;///」
●「……ん、ああ、来たか……」
何かさっきからこの娘と会話してたら俺がモブ化してる様な気がする……いや、まぁ気にしてないけどね……
「……なるほど、キラーパンサーか。」
やべぇ……超不安だ……襲われねぇかな……
「……OK、じゃあ行こうか……」
俺は二匹と一人の女の子を連れてベルガラックを後にした。
「……へ?何処に行くかって。まずベルガラックを出て少し北に進んだら海が見える筈だ。其処をベルガラックから離れるように海沿いに進んで行くんだ……簡単だろ?」
「あ、そうだ……途中でモンスターに出会うかもしれないから戦闘準備は出来るようにしといてな。」
俺は鎧ではなく服しか着ず、盾の代わりに剣を装備している。所謂『二刀流』……絶賛紙装甲だ
?「分かりました!それじゃあボクも武器を装備しないと…」ゴソゴソ
○○「………。」
?「あったあった。」ヒョイッ
○○「
!?;」ギョッ
○○は驚愕した何故なら、少女が袋から取り出した少女の武器が…
?「…?どうかしましたか?」ハテナ
最弱クラスの『
ひのきのつえ』
だったから!!返事77‐13