名前:月影夜黒
性別:男
職業:ヒノクニのために戦う男
―プロフィール―
月影夜黒とは、ヒノクニで最も強い男である。
名前は『つきかげやくろ』と読む。
性格は冷静沈着で、どこか人間らしさを感じさせない。
意外と天然(と言うか非常識)である。
時計の針のような形の髭をしており、髭を剃ったり形を崩すのは無理だが、刺さるほど硬くはない。
麻呂城の近所にある森林の中でボロ雑巾のようになって倒れていた男が、幼い麻呂重に発見された。
『姫様がもう少し見つけるのが遅かったら、割と本気で危なかった』と当時夜黒を診た医者は語る。
麻呂城で治療され、目を覚ました男は自分の名前すら覚えていなかった。
そこで幼い麻呂重が男に『月影夜黒』という名前を付けて、麻呂城に住まわせる事を決めた。
麻呂としても記憶喪失の人間を追い出すのは気が引けたので、麻呂重の言うとおり夜黒を麻呂城に住まわせる事にした。
夜黒が麻呂城に住むようになって数日後、夜黒が異常に強い事が判明した。
麻呂は『ヒノクニのために、ソナタの力を貸してはくれぬか?』と夜黒に頼み込んだ。
ヒノクニに恩を…何より麻呂重に恩を感じていた夜黒は『この国に、私の力が必要なら』と、快く承諾した。
夜黒がヒノクニの戦に出るようになってから、ヒノクニの軍と敵軍の死者が大幅に減少した。
夜黒が早々と敵軍のリーダーを討ち取るからだ。
そのため夜黒が来てから他国がヒノクニに戦を仕掛ける頻度が減っていった。
記憶を失った男は、月影夜黒として第2の人生を歩みヒノクニの救世主になったのだ。
………ヒノクニの救世主になって、夜黒が一番嬉しかったのは………
『麻呂重の笑顔が増えた事』だった。
『死にかけていた自分を見つけて助けてくれたこの人(麻呂重)のために俺は生き、そして戦おう』…ヒノクニの救世主になった夜黒はその決意を更に固めたのであった。
それが月影夜黒という男だった。
夜黒「………。」
[月影夜黒]