(涙が出そうなのをぐ、と堪える。)
……。
…しょーがねえなあ
(ひょいっと抱き上げられ、ギルの膝に乗せられる。
頭に手を添えられてぼふっ、と、ギルの胸板に顔を埋められた。)
俺様の前で泣くの堪えんのやめろ。
お前の泣き言の一つや二つ、受け止められねえような男に見えるか?
お前の泣き顔だって、別に今更だろ?お前のめちゃくちゃになるくれーの笑い顔も、怒った顔も、あほみてーな寝顔だって俺は知ってんだぜ。
だったら泣き顔なんか見たって今更何も思わねえよ。
…な?
(ぽんぽん)
○○が泣き終わるまで離してやんねーぞ?
ケセセ、観念して泣きやがれ!