名前:アーサー

スコーンの数172個目

撫でる!

…え、……


……あー……そん時は、…俺が責任を取ってやるから、お前の世界のアーサーに頼め。お前をこっちに飛ばせ、って。

…待ってろ。


(鍵の閉まった机の引き出しを開け、古い指輪をひとつ取り出した)

……これをお前にやる。持って帰れ。
俺の大事な宝物だ。
これを触媒にすりゃ、お前の世界のアーサーがどんだけヘタレな魔術しか使えなかったとしても、お前一人を飛ばす位何とかなるはずだ。

…んな不安な顔すんなよ。大丈夫だ。……そう信じるしかねえだろ。