ああ…ここはパラレルワールドですから、私の世界にもお前がいてもおかしくはないはずですね。

……でも、…探しません。
そのお前は、私の知ってるお前ではないですから。もし仲良くなれたとしても、相手にきっとお前を重ねて、比べてしまう。それは失礼でしょう。
それに……お前でなかったとしても…お前が亡くなる姿を、私は黙って見送る事はきっと、出来ないと思うのです。

ですから、探しません。
私が慕っているお前はお前で、他の誰もかわりにはならないのですから。