ええ、…そうですね。私も、○○とずっと一緒がいいです。

…………でもね、○○。

…この島には未来がない。後継者がいないですからね、私の代で滅びる運命でしょう。
だから…いえ、だからという訳ではなく、私は貴女をここに縛り付けておきたくないんです。
もっと広い世界を見て…もっと楽しいものや綺麗なものを知って、そして恋をして、幸せに暮らして欲しいんです。
でも、この島にいてはなにも叶わない。

…島を出ること、前向きに考えてみて下さい。
なに、アーサーさんの船ではなく、行商人の方の船でも構いません。
今のアーサーさんに頼めば、他の船だって用意してくれるでしょう。
あなたは若いんですから。なにも、こんな爺と共に人生を潰す必要などないんですよ。