え、…………あ!
あ、いや、違ッ……!!さっ、さっきのは言葉のあやっつーか…!!
よ、妖精さんには遠回しに…変に誤魔化すように言うより、はっきり言った方が分かってくれるし…!
お、お前は俺の友人だって意味で言ったんだからな!?確かに○○は俺のだ……なんて大声で言っちまったけど……!!
ち、違うんだからな!バカ!
…っくそ、わ、笑うんじゃねえ!
(また桜の木に向かって顔を赤くして叫ぶアーサー。どうやら、妖精さんたちも私と同じく、アーサーを見て笑っているようだ。)
(「ふふ、私妖精さんと気が合いそうだなあ」)
は、はあ!?
お前なっ、油断すんなっつった矢先になんつー事言うんだよ!
そういうこと言うと本当に攫われちまうんだからな!
ほんっと危なっかしいんだよお前は……
(そう言うアーサーの腕に、ぎゅっとしがみついた。アーサーは驚いたように目を丸くしている。)
じゃあ、攫われないように掴んでていい?