……し、仕方ねえなあ……。
確かに、こうしてりゃ安心だしな。
…じゃあ、このまま…もう少し歩いたら戻ろうぜ。
大分冷えて来たしな…お前、体冷たい。風邪引いちまうぞ。
(する、と頬を撫で)
…しっかり俺の腕に掴まってろよ。
少しここらの妖精達に分からせてやんねえとな…間違っても○○に手ぇ出すなよって言う牽制も込めて、この状態で公園ひと回りして行くぞ。
そうすりゃ○○が今後ひとりで公園に来たとしても妖精さんに攫われたりしねえだろうし…、……おい、だからなんで○○はくすくす笑ってんだよ。
俺は真面目に心配してんだからな!ばか!
(ぽこぽこ怒るアーサーの腕にしっかりと掴まって、ゆっくりと歩く。)
(…今年も、アーサーとの一年がはじまる。
ゆっくり舞い落ちる花弁を見上げながら、これからやってくる季節に思いを馳せて、胸が高鳴った。)