待ちなさい。
(日帝さんはテーブルの上にある呼び鈴を鳴らした。するとすぐにメイドさんが部屋へと入ってくる。)
すみませんが、大英へお茶を届けて頂いても良いですか。
さ、○○。彼女に渡して下さい。
(え、いやでも、と戸惑っている間にメイドさんが私の手からトレイを受け取り、足早に部屋を出て行ってしまった。)
……これで大英のお茶の心配はありませんね。
○○、お前はそこのソファにでも座って本でも読んでいなさい。お茶菓子もありますからね。
(私がソファに座ると、日帝さんは満足そうに頷いてまた書類へと向かった。)