(立ち止まったアーサーは、やれやれと言った感じに振り返った)
早い?この程度ついてこいよ、鈍臭ぇやつだな…。
まあ、リハビリにはちょうど良いんじゃねえか?ちんたら歩くよりはお前も運動になるだろ。
……
………まあ、……転ばれでもしたら困るっちゃあ困るし、面倒だし、また泣かれても煩えし…
(私の手を取って、手を繋いだ)
これでいいだろ。でも速度は緩めねえから頑張って付いてこいよ。
おら、行くぞ。
(ぐ、と私の手を引いて歩き出した。)
(速度は緩めない、って言ったけど、さっきよりゆっくりと歩いてくれた)