眠れない?どうしたんだよ。
…つーか、眠れないからってそうやって起き上がってたらいつまでたっても眠気なんか来ねえぞ?
おら、とりあえず横になっとけって。
(ベッドに横になると、隣にギルが入って来た)
ケセセ。寝かしつけてやろうかと思ってな!
俺様に任せとけよ。ほら、こっち来い。
(腕を引かれ胸元に抱き寄せられた)
じっとして、目ぇ閉じろ。
…俺様の心臓の音、聞こえんだろ?耳すませてその音聞いとけ。
(目を閉じて、じっとギルの胸に頭を預ける。
トクン、トクン、とギルの心臓の音が聞こえる。
ぴったりとギルにくっついている為暖かく、静かに聞こえてくる鼓動の音が心地よくて、さっきまで全く眠れそうになかったのが嘘のように頭がぼんやりとしてくる。)
……いい子だ。
(優しく頭を撫でられる。気持ちいい…。
私はそのまま眠りについた。)