(知り合いのみでする、個人的なバースデーパーティ、と聞いていたけれど、私がイメージしていたお誕生日会とは全くちがうものだった。
さあどうぞ、とイヴァンが扉を開けると、広い部屋の中に沢山のテーブルと豪華な料理と飾りと……。
これは……これはマンガで見たことがある…金持ちのお坊ちゃまがマイクを持って「今日は僕のバースデーパーティに集まってくれてありがとう」的なことを…言うアレが出来るじゃないか……!?)
英「! ○○!なんだ、お前も招待されてたんだな。そうか、それなら時間を作って来て正解だったぜ。……あ、い、いや、べつにお前に会えたから来て正解だって思ったとかそn」
仏「あーーはいはいはいそういうツンデレのテンプレ聞き飽きたからね。どいたどいた。
○○ちゃん、いらっしゃい♡まさかここで会えると思ってなかったから嬉しいな。今日の服すごく可愛いね♡(手の甲にちゅっ)」
英「!??てめっ、汚ねえだろうがやめろ!!○○、すぐに洗ってこい、石鹸でよく洗えよ」
仏「ちょっと~~??お兄さんをばい菌のように扱うのやめてくんない??」
英「似たようなもんだろーが。」
仏「はー!??毛虫みたいな眉毛してるやつに言われたくないんですけど!?いい加減それ剃ったほういいよ?ただでさえお前もっさりしてんだからさあ、お兄さんみたいに少しはスマートになりなよ」
英「なんだと?てめえ俺のこの紳士的な眉毛をなにみたいだっつった?あ?もっかい言って見やがれ!!」
(ぎゃんぎゃんと口喧嘩がはじまって、うわ~めんどくせえ~~と思い、そろりそろりと一歩ずつ後ろに歩き二人から距離を取ると、誰かにぶつかってしまった。振り返るとイヴァンが。)
露「……ふふふ。大丈夫?相変わらずだね、あの二人。見てる分には面白くていいんだけど。」
(くすくすと笑いながら、目を細めてその様子を見つめるイヴァン。)
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