名前:アーサー

スコーンの数172個目

撫でる!

(連れられるまま廊下を歩く。…見た事の無い、少しシックな感じの、お屋敷?みたいな場所だ…ここ、どこだろ…
ある部屋の前で立ち止まって、重い扉を開けると、部屋にはルートと菊さんが居た。)


独「…遅い。」

日「……フェリシアーノだけではなく 、○○までどうしたのです。
一緒に居すぎて能天気馬鹿が移ったんですか?遅刻なんてお前らしくもない。」

伊「ちょっと聞いてよ二人とも!遅刻とかそういうどうでもいいことはいいから!○○の頭がおかしくなったんだって!ほら!」


(今度は背を押され、ルートと菊さんの前に出される。
不思議そうに私を見る二人は、……その、なんていうか、いつもの穏やかでふわふわした感じがゼロで、冷たい雰囲気があって、じ、と見られると怖くて固まってしまう。)

独「……」

日「………」

(………。)


伊「……ちょっと、何見つめあってんの?俺の話聞いてる?」

日「おかしくなったと言われましてもね。見た目に特に変化はありませんが。」

伊「あ~~うんまあそうだね、見た目は変わりないよね。こうすれば分かる?」


(そう言って、フェリシアーノは突然私の胸を思いっきり揉んだ。思いっきり。
驚きの余り固まってしまう)

伊「ほら!変でしょ!?いつもの○○なら今頃うわっ!!?」

(菊が刀を取り出し、フェリシアーノの腕に向けて全力で振り下ろした。)

伊「………いつもなら、○○がやってるでしょ、それ。見てよ、普通のオンナノコみたいに固まってるから」

日「…○○。身体を気軽に他人に触れさせるなとあれほど言ったでしょう。無断で触れてくる不届き者は殺せとも教えた筈。何をぼんやりしているのか、薙刀はどうした。」

独「…確かに少し様子がおかしいな。いつもよりぼんやりしている。目付きが違う。どうしたんだ。」


どうしたもこうしたも、みんなこそ…どうしたの……?