名前:アーサー

スコーンの数172個目

撫でる!

(いつものように、アーサーの食事を準備して地下へと向かう。
ここへと来て、もう何日も経った。食事の準備も慣れたものだ。)

(最初は怖かったアーサーの事も、少し、少し慣れて来た。…慣れるしかなかった。なんかもう、ああいうものだと思い込んで深く考えないようにするのが一番だと思ったからだ。
でも、あのアーサーは色々と……濃すぎて、元の世界に戻った時、いつものアーサーの顔をまっすぐ見れなくなれそうだ…。ここのアーサーと、うちのアーサーは違うって分かってはいるけど、……うん、ここのアーサーが怖すぎなのだ。トラウマになりそうだ。)

(……怖いけど、でも、私の食事を美味しいって喜んで食べてくれる笑顔とか…会いに行くだけで嬉しそうに微笑まれてしまうと、絆されてしまう、自分がいるのだった……。)