(最近、毎晩同じ夢を見る。

そこはアーサーの部屋……の筈なのだが、どこか様子が可笑しい。
例えばカーペットの柄が違ったり、本棚に並んでる本が違ったり、カーテンが違ったり。アーサーの部屋だけど、アーサーの部屋じゃない、みたいな…。)

(そしていつも、肝心な部屋の主がいないのだ。
屋敷の中を歩くも、いつもいる使用人さんもいない。人の気配がしない。
外に出ようとドアノブに手をかけた所で、頭がぐらりと重くなり、いつも目が覚めてしまう。)

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