ええ、そうですね。暗くなってしまう前に行きましょうか。
外は寒いですから、しっかり防寒して下さいね。
風邪をひいては大変ですから。
(はーい、と返事をして、コートを着てマフラーをつける。その様子をじ、と見つめて来た。)
……、…そのマフラー、以前アーサーさんから頂いたもの…ですよね?
…いえ、毎日つけてらっしゃるから…お気に入りなんですか?手触りすごく良いですもんね、それ。
(「糸に魔力を込めながら作った……らしくて、すごくあったかいんですよ!ホッカイロみたいに!」)
なんと…!魔力を、ですか…
……ふふ。アーサーさんなら確かに出来そうですね。なんてったってハ○ーポッターの国ですからね!
そうですか…。それなら確かに、貴女のお気に入りになるのも頷けます。
………、
……
(何かを言いたげにマフラーに触れ)
…いえ。……いえ、なんでもありません。
行きましょう。
(誤魔化すように微笑んで、私の手を引き歩き出した)
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