日「っ○○……!!」
(部屋へ入ってきた菊さんに思わず抱き着くと、強く強く抱き締められた。)
日「大丈夫でしたか!?なにも…なにもされてはいませんね!?外傷はないようですが…!」
英「手は出さねえっつったろ。俺は約束は守るっての。」
日「…詐欺師のような男を信じられますか。
それより、どうして突然会わせる気になったのです?今までずっと、外にすら出してくれなかったくせに。」
英「今日が期限の最終日だからだ。いい加減吐いて貰いてえんだがなあ。」
日「財宝などないと何度も言っているでしょう」
英「………はあ。まあ、時間は明日の朝まであるからな。」
(菊さんの肩に顔を埋めた。ぽんぽんとあやすように背中を優しく撫でられる。)
英「………(うらやましい)」
日「…すみません、○○、貴女をこんな事に巻き込んでしまって…貴女だけは助けます。この命にかけても。」
英「べつに命なんかかけなくても話してくれりゃあ解放するってーの…」
日「ふん。その言葉も私は信用なりませんね。」
英「あのなー…」
(そんな話をしていると、荒々しく部屋の扉がノックされた)
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