名前:アーサー

スコーンの数172個目

撫でる!

……○○。

こんな所で何をしているのです。…部屋にいないから驚きましたよ。
こんなに薄着で夜風に当たっては風邪をひいてしまいますよ。仕方がない子ですね…。

(着ていた羽織をそっと貴女の肩にかけ)


…とうとう明日ですね。

アーサーさんたちが来て、あまりに賑やかで一ヶ月がとてもあっという間に感じましたよ。
それも明日までですか……漸く静かになるんですねえ。
ああ、でも数人ほどは島へ残るらしいですよ。全員連れて行けと何度も言ったのですがね…この島を気に入った船員さんが何人かいらっしゃるようで、是非とも護衛としてここに住ませて欲しい、と。

……やれやれ。
関係者以外立ち入り禁止の島なんですがね。

…ま、そのようなしきたりなど、どうせ昔の人間が決めたこと。今の当主は私ですし、貴女が去ったあと一人では人手が足りませんからね。男手が増えるに越したことはないですし。


……?どうしました?


…私、アーサーさんについて行くなんて一言も言ってないですよ