(街で見知らぬ男性に絡まれ逃げられず困っていると後ろから突然肩を抱かれた。)
はいはいちょっとお兄さんがた~~?俺の可愛い彼女が魅力的なのは分かるけどこの子俺のだから!俺の!
…さ、早く行こう。
(絡んで来た男達がたじろいだ隙に足早にその場を立ち去った。)
……ん、ここまで来たら大丈夫かな。
(ぱっと貴女から離れ)
大丈夫だった?
…君が美味しそうに見えるのは俺たち狼だけじゃないみたいだね。
気を付けなよ、人間なんて結構ろくでもない奴が多いからさ。……って、人間である君に言うのはおかしいか!
無理に引っ張ってきちゃってごめんね、買い物の途中だった?
えーと…じゃあお兄さん、ここで待ってるからさ、君買い物済ませておいでよ。で、終わったらまたここにおいで。家の近くまで送ってってあげるから。
買い物も一緒に行きませんか?