(菊さんにひたすら一生懸命お酌しまくった成果が出たのか、菊さんはとろんとした表情になりご機嫌そうだ。)
…、?
○○さん、全然飲んでないじゃないですかぁ。
(飲んでますよ、と返すと、顔を覗き込まれるまじまじと見られる)
うそ。ぜーんぜん赤くなってませんもん。
ずるいですよ、私にばっかり飲ませて自分はけろっとして。
もう、私を酔わせてどうするおつもりですか?
(ぐ、と顔を近付け、楽しそうにくすくす笑った。)
(ち、近い…)
ほぉら、お酒が嫌ならジュースでもお料理でもいいですからもっと食べて飲んでください。
爺という生き物はですねえ、若い子にどんどん飲んで食べて貰いたい生き物なんですからね!
あ~……でもやっぱり、ジュースはなしです。撤去ー!
(コーラのペットボトルをぽいっと放り投げた。)
私だって酔って頬が赤く染まった○○さんが見たいですしぃ…
あなたのような可愛い子は、やはり酔わせてお持ち帰りが定番でしょう?
…あ、お持ち帰りもなにも、ここ私の家でしたね!既にテイクアウト済みでした!あっはっはっは!
(完全なる酔っ払いだァ…)
酔った菊さんに迫ってみる