(アーサーと話をしていると、地下の入口の扉が開く音がした。…菊さん?それともフェリシアーノかルート…?
好き好んでアーサーに会いに来るようなタイプでもないし、珍しいなあ、なんて思っていると、アーサーに腕を掴まれた。)
……、(ぴく)
○○。寄れ。
(ぐいっと強めに引き寄せられ、鉄格子にぶつかる。いきなり引っ張るのやめて!と怒ろうとしたら、護身用として携帯していた銃をアーサーに奪われた。
銃を構え、入口の方を睨み付ける。
──足音が止まって、誰かの姿が見えた。菊さんでも、フェリシアーノでもない。
それと同時に、アーサーは銃を撃った。
地下室に銃声と悲鳴が響いて、思わず耳を塞ぐ。)
折角の、俺と○○との時間を!邪魔しやがって!!
どこのどいつだテメェ!!何をしに来た!!まさか俺の○○に何かするつもりじゃないだろうなあ!?ああ"!?
(何発も何発も銃を撃つ。悲鳴はもう聞こえない。怖くて目の前が見れずに目を閉じたまま、アーサーの服を握った。)
アーサー、アーサーもうやめて!もう死んでるから!!