……？ ○○……？


(牢屋の鍵を開け扉を開く。出ていいよ、というと、不思議そうにこちらを見た)


出ていいよ、って……俺の事、逃がしてくれるって事か？
いいのか？バレたら怒られちまうだろ、アイツらに。
俺、別に牢屋での生活、嫌じゃないんだぜ？お前がこうしてしょっちゅう来てくれるし。寧ろ此処を出て俺んちに戻ったら、こうして毎日会えなくなるんだぞ。俺としてはそっちの方が嫌だなあ…。

…なあ。○○、俺んちに来いよ。枢軸のヤツらといるよりも、こっちに付いた方が絶対いいと思うぜ？
俺んちに来れば、ここよりもずっといい生活させてやるし、毎日ずっと一緒に居れるし、一日中ベッドの中で俺と過ごしたりも出来るぜ？ああ、最高だな…。


わ、私は行けないけど…アーサーは早く逃げて。今なら見逃してあげるから。