(そっと赤くなった頬を撫でる。
治りが早いのか、つい先日殴ったばかりなのに、すっかり腫れが引いて少し赤くなっている程度だ。
アーサーは嬉しそうにすり、と手に擦り寄って来た。)
…折角○○が俺に傷を付けてくれたのに、大分治っちまった。
鼻ん中も切れてたんだけどな、それも塞がっちまったし……
ん?……別に痛くなかったぜ?
なに、この程度怪我のうちにも入んねえよ。そんな心配しなくても大丈夫だって。優しいなあ、○○は……。
(ちゅ、とあなたの手に口付け)
俺、お前になら何されたっていいんだ…。
…それに、こうやってお前が撫でてくれんなら、いくら殴られてもいいな…。