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Data 2/25
From ナターリヤ
Subject 無題
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お姉様、今日は出先の階段で転びかけていましたが大丈夫でしたか。
お姉様のすぐ近くにいながらお姉様を助けなかったあの男はしっかり始末しておきました。
御安心下さい。
また今日は買い物に出かけられたようでしたが、何やら夕飯の買い出しだったようですね。
あのような重たい荷物をお姉様に持たせるわけにはいかないと、お助けしに行こうと思ったのですが、物陰からお姉様に声をかける機会を窺ういかにも下品な男がいましたのでそいつらの始末に向かっていました。
お姉様をお助けするためとはいえ申し訳ありませんでした。
ちなみに今日話していたあの女とはどのような関係ですか。
お姉様が店に向かう途中で会った女です。
内容は軽い挨拶程度だったようですが危険です。
あの女はまるで親切で優しい女を演じているようですが、一枚皮を剥げば中にいるのはお姉様を狙う魔女です。
お姉様を見る目がいつも欲情しきっているのを、お姉様はお気づきになられませんでしたか。
人を疑うことを知らないお姉様を騙すことが出来ても、私を騙すことは出来ません。
必ずその女も始末しておきますので御安心下さい。
しかしお姉様。
お姉様はもっと自分の魅力を自覚すべきです。
お姉様が外の世界へ出る度、老若男女関わらず全員がお姉様に惹かれているのをご存知ですか。
お姉様はこの世の誰よりもお美しい存在です。
本当は外へ出ることさえ危険なのです。
本来ならばお姉様は私と、そしてお姉様と同じくすばらしい兄さんとだけ接するべきなのです。
私は兄さんやお姉様のような至高の存在には程遠い、ただの女ですが、お二人への愛は誰にも負けはしません。
ですから私だけがお二人の世話をするたった一人の僕に最適なのでございます。
お姉様はお優しいので全ての国や人間に同じように慈悲を持って接しておりますが、それは本当に危険な行為なのです。
今すぐおやめください。
お姉様は兄さんと私にだけその笑顔を向けていればそれで良いのです。
ああ、ところでこれから兄さんとお姉様が暮らすお部屋のことですが、内装はどのように致しましょう。
私がいないときはずっと二人だけになりますから、なるべく飽きないものがいいですよね。
大丈夫です、監視カメラの手配もきちんと済んでおります。
いつでも私はお二人を見守っていますよ。
だからどうか、安心し