………

…………

人目につかない寂れた公園、錆びて軋む音がする遊具、その端にある古いベンチにわたしは座っていた。

わたしは魔女退治を終えてこの公園で一息つくのが日課になていた。

別に真っ直ぐに家へ帰っても良いのだけれど、此処は夜風が涼しく、人目につかないためか人も来ない…何となく居心地が良かった。


「……もう少しだけ、休んでから帰ろう」


此処に通い続けてかれこれ2週間というところだろうか。

次へ
イレギュラーな出会い2