そのころ、日本の千丈市でも所属不明機体が出現した…。リュウセイたちはその機体を撃墜しようとするが、案の定その機体が持つ瞬間移動で避けられ、マシンガンや通常のビーム兵器を食らってもびくともしないのだった。万事休すかと思いきや、突然もう一体の所属不明機体が現れた。その機体は街を襲っている機体とは全く形が違う…。その機体は街を襲っている所属不明機体に勝負を挑んだ。最初はビームを放ったが全く効いていない。今度はミサイルをはなったがやはり、あの瞬間移動で避けられる。飛び道具が効かないと判断したか、パンチを放った。もろに喰らった所属不明機体は思いっきり数メートル吹っ飛んだ。街を破壊し、連邦軍の機体の攻撃を耐えたあの緑色の所属不明機体に最初にダメージを与えた瞬間だった。その機体を殴り飛ばした黒い機体は続けて殴りまくった。緑の機体は黒煙を上げ、ぎこちない動きをし始めた。すると黒い機体は自分の拳と拳を合わせ、技を放とうとした…。黒い機体は右拳を緑の機体に向けると、右腕が変形したとたん、ロケットのように右腕が発射された！グルンガストの持つ、武装の一つ、ブーストナックルのように…。緑の機体は瞬間移動をすることなく、ブーストナックルのような技を直撃し爆発、撃墜された。黒い機体は去ろうとした。

リュウセイ「待ってくれ！お前はいったい！？」

リュウセイはその黒い機体を呼びとめようとするが、振り向くことなく去った。一応危機は去ったが、ここで多くの疑問が生まれた。あの街を破壊した緑色の機体がなぜ、ブーストナックルのような瞬間移動を使うことなく、直撃されたのか？黒い機体の方はパイロットの存在がなく、無人で動いていたが、何らかの電波を受けていたこと。緑の機体の方も無人で動いていた。電波を受けてはいなかったが…。黒い機体は一般人の目撃情報によると、突然駐車場がパカっと開き、その黒い機体が現れたらしい。

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