地獄にカンダタという悪党がいた

しかし彼は生前、一度だけ良いことをした

それは蜘蛛を踏んで殺してしまいそうになったところをあえて避け、その蜘蛛の命を助けたというものだった

お釈迦様はそんなカンダタに一度だけチャンスをやろうと地獄に一本の蜘蛛の糸を垂らす…


律「オチは聞かずとも知ってるけどさ」

梓「浅ましいと思いつつも…正直なところ、カンダタの気持ちもわかるんですよねぇ」

紬「そうね…けど、このお話から学ぶことは」

唯「自分だけが助かろうとしてはいけない…嬉しいことは独り占めしないで分けようって感じかな?」
蜘蛛の糸