(梓が高2の時期に突然桜ヶ丘高校にやって来て軽音部に入部した転校生。
その存在は、梓にとって異質なものであった。女子生徒の中にたった一人の男子生徒。その突然の環境の変化に梓は戸惑いを隠しきれない側面もあったが、同時にある感情も抱いていた。
どう接すればいいかよくわからない、何となくぎこちない感じになってしまう、そのような状況に陥ってしまうと知っていても、梓は〇〇と一緒に居たいという思いを心に込めるようになっていた。何かが胸を締め付けるような、今まで自分が感じたことのないような、胸の熱さを感じながら……)
<中野梓の邂逅 正規ルート 完>
中野梓の邂逅38