「どなたかは存じませんが、その命令に従います」
彼女は銃口を木に向け、トリガーを引いた。
甲高い銃声が公園に響き渡った。
吐き出された銃弾は木の枝どころか、風船までをも貫いた。しかし、彼女はそれでもやめない。
「(;°д°)」
子供はまるでギコ猫のような顔になり、小便を漏らしていた。
「もうやめろ! やめるんだ!!」
私が叫ぶと彼女はトリガーから指を離した。
「わかりました、とミサカはあなたの命令にもう一度従います」
「これで一件落着! はっはっはっはっはっ!」
「はっはっはっはっ、とミサカはあなたの真似をします」
これで、全ては終わったのであった。
☆終☆
「ちょっと待った!」
男の声がすると、私の肩に手を当てられた。
「はい?」