「でぃゃあああああああああ!!」
デカイ大男達が鉄パイプを持って襲い掛かる。あれに当たったらひとたまりもないだろう。
「……」
ミサカが一人、前へ歩いて行く。
「あ、危ない!」
男達がミサカへと攻撃を食らわす素振りを見せる。
男は鉄パイプを振りかざし、ミサカへと攻撃した。
「!!」
ミサカその攻撃をスラリと避け、男を人蹴りした。勢い余った攻撃を避けられ、そのまま強烈なキックを腹に食らった男はその場に倒れ伏した。
「お、おのれぇぇぇぇぇ!!」
男達が束になって攻撃を仕掛けてきた、これは流石に危険だ。
ミサカはその場に棒立ちである。ミサカは片手を男達に向けた。盾のつもりだろうか?
「なめんなよごるぁあああああ!!」
男達は攻撃の体勢に入った。しかし、ミサカはそれ以上動く素振りを見せない。
なぜだ、なぜ動かない? このままではやられるぞ!? 真性のマゾなのか!?
ミサカの手から、青白い電気のようなものが放電された。
「まるでソ連のヴォルギン大佐!?」